金剛寺について
金剛寺は新潟市西蒲区曽根(旧西川町)にある、真言宗智山派の寺院です。
御本尊大日如来をはじめ、不動明王、薬師如来、観音菩薩、地蔵菩薩など、さまざまな仏さまをお祀りしています。
金剛寺の開基は定かではありませんが、曽根の地に移転する前は旧中之口村道上の地にあったと伝承されていて、寛文年間頃に割元庄屋初代高橋源助の発願により移転したといわれています。
現在は、弘法大師越後二十一カ所霊場の第十九番札所に指定されています。
金剛寺の仏さま
御本尊 金剛界大日如来
真言宗智山派とは
○宗派
真言宗智山派
○総本山
智積院(山号:五百佛山 寺号:根来寺)京都市東山区七条
○別院
真福寺(山号:摩尼珠山 院号:寶光院)東京都港区愛宕
○宗祖
弘法大師 空海
○中興の祖
興教大師 覚鑁
○宗史
平安時代、弘法大師空海は中国から密教を伝え、真言宗を立教開宗しました。それより約三百年を経て、興教大師覚鑁は高野山に大伝法院を建立して、真言宗を興隆、その後、紀州に根来寺を開創しました。
桃山期に至り、根来寺は秀吉の焼き討ちに遭い、学頭・玄宥僧正は、難を避け京都東山に智積院を再興しました。
後に智積院を中心に活躍した全国三千の寺院は真言宗智山派として結集し、智積院を本山と定めました。
○教え
凡夫の私たちが、この身このままで仏になれることを「即身成仏」といいます。
人は悟りを求める心を発こし、衆生への慈愛を持ち、修行を実践することによって、自分の心をありのままに知ることが即身成仏への道である、と説きます。
○ご本尊
大日如来をはじめとする、曼荼羅諸尊
○根本経典
大日経 金剛頂経
○読誦経典
般若理趣経 般若心経 観音経 光明真言などの諸真言・陀羅尼ほか
○ご宝号
南大師遍照金剛 南無興教大師
○大本山
成田山新勝寺 千葉県成田市成田
川崎大師平原寺 神奈川県川崎市川崎区大師町
高尾山薬王院 東京都八王子市高尾町
○別格本山
高幡山金剛寺 東京都日野市高幡
大須観音寶生院 愛知県名古屋市中区大須